[将棋]マイナビ女子オープンブログカテゴリー一覧|将棋情報局

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2014年11月6日(木)の第8期マイナビ女子オープン中継は、2回戦より斎田晴子女流五段と和田あき女流2級による一戦をお届け致します。


(本日朝の将棋会館)


(9時半頃の対局室。記録係の奨励会員が準備を進めていた)

また、本局の棋譜・コメント入力は牛蒡、ブログは梅が担当いたします。
1日どうぞ宜しくお願い致します。

(梅)

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斎田晴子女流五段と和田あき女流2級の対局が開始されました。


(駒を広げる斎田女流五段)


(和田女流2級は、やや緊張した面持ちに感じられた)


(振り駒の結果は「歩」が3枚。斎田女流五段の先手が決まり、対局が開始された)


(記録係から定刻が告げられると、両対局者はハッキリとした声で「宜しくお願い致します」と一礼して対局が開始された)


(斎田女流五段の初手は▲5六歩)


(対する和田女流2級は△3四歩)

(梅)

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(斎田女流五段の中飛車に対して、和田女流2級は一直線に穴熊を目指した)

序盤戦は互いに時間を使わずに早い進行となっている。
開始から20分の局面がこちら。斎田女流五段の先手中飛車に、和田女流2級が居飛車穴熊で対抗する戦型に進んでいる。


(梅)

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(本日の対局を解説してくれるのは、先日五段に昇段したばかりの阿部光瑠五段。中継室に到着すると、すぐに盤と駒を広げて本局の検討を始めてくれた)


阿部(光)五段「先手は、左金が普通は2手で動かせるところを6八~5七~4七と手損して動かしています。対する後手は穴熊。こういった将棋は手損・手得が大きく影響してくることが大きいのですが、現状は先手と後手がひっくり返っているような印象を受けます(やや後手持ち)」


阿部(光)五段「早い進行ですね。僕は人のこと言えないですけど(笑)。 うーん、やはり先手から攻めがないように見えます。待っているだけになってしまうと、後手の堅さがいきる展開となります」

(梅)

第8期 >> 本戦2回戦

開戦

2014.11.06

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11時頃、後手が△7五歩と仕掛けて開戦しました。

阿部(光)五段「単調な攻めではあるのですが、成立している可能性は十分にあります。▲7五同歩△同飛▲7六歩は先手が作戦負けです」

進行の一例は▲7五同歩△同飛▲同飛△同角▲7一飛△6九飛▲7七角△7六歩▲7五飛成△7七歩成▲同桂△9九飛成▲7一竜。【参考図】
後手は先に香得できるが歩切れ。先手は玉の堅さで負けているが左桂を逃がすことができる。


阿部(光)五段「しかし、この変化も△9六竜で歩を取って後手が指しやすいでしょうか。以下▲8一竜は△9二角から△5六角で2枚換えの変化があります。そうなると△7五歩には▲同歩△同飛▲7六歩で我慢して、▲4五歩を狙ったほうがいいかもしれません」


(斎田女流五段、序盤戦はやや不利な勝負と見られている)

(梅)